レッド・ドラゴン

個人的にハズレでした。原作より映画を先に見てればもうちょっと楽しめたのかなぁ。まずグレアムが想像力をめぐらせるあたりの描写が弱い。あれじゃほんとに超能力者みたいだ。エドワード・ノートンの演技は好きだけど。あと残念だったのがダラハイドの背景をあまりにも省きすぎだったところ。いっそ、背景なんか全部すっ飛ばしてただの狂った殺人鬼にしたほうが怖かったんじゃないかと思った。中途半端に仄めかすからわけのわからないことになっている。リーバ・マクレーン役のエミリー・ワトソンはとてもいい感じでした。トラの鼓動を聞いた瞬間の、あの笑顔は最高。
しかし、(これに限らず)原作を読んでから映画を見ると、とことん原作寄りになるのな、自分。